「新しい戦前」の時代、やっぱり安吾でしょ
坂口安吾傑作選
坂口 安吾
第二次世界大戦前から戦後にかけて活躍した、近現代日本文学を代表する小説家である坂口安吾(1906~1955)。紛争と分断が深刻になり、きな臭い時代となったいまこそ、あらためて読まれるべき作家である。本書では数多い小説・評論から厳選し、『白痴』『日本文化私観』『堕落論』『風と光と二十の私と』『桜の森の満開の下』『オモチャ箱』の6点を収録(解説:佐田暢子)。「やっぱり安吾でしょ」!
坂口 安吾(さかぐち あんご)=1906年新潟市生まれ。1955年没。本名、炳五。中学を放校されて上京、東洋大学でインド哲学、アテネ・フランセでフランス語を学ぶ。アジア太平洋戦争中は「日本文化私観」「青春論」などのエッセイを書き続け、戦後、「白痴」「堕落論」で注目を浴びる。独特の視点を持った鋭い文明批評を発表するかたわら、「不連続殺人事件」などの探偵小説も書いた。
判型・頁数 | B6判変形並製・224頁 |
定価 | 1650円(税込) |
ISBN | 978-4-7807-2236-9 |
出版年月日 | 2023年3月25日 |
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