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人間と世界

ルビンシュテイン 著

小野隆信 訳

人間はなにゆえに人間であるのか ―― セルゲイ・レオニドヴィチ・ルビンシュテインはソビエト連邦時代を代表する心理学者、哲学者(1889~1960)。20歳のときドイツに移住、ベルリン大学、フライブルグ大学、マールブルグ大学で学ぶ。1940年『一般心理学の基礎』は高く評価されてスターリン賞が授与された。のち迫害されて社会的地位を失うが、めげることなく旺盛な執筆活動に取り組む。本書はルビンシュテインが生涯かけて究明しようとした命題の深奥を追尋する名著である。本邦初訳。なお「カール・マルクスの諸労作における心理学の諸問題」(1935年)を併載。また、巻頭にカ・ア・アブリハーノワ「エス・エリ・ルビンシュテイン伝記」を掲げる。

 

訳者まえがき
エス・エり・ルビンシュテイン伝記(カ・ア・アブリハーノワ)

人間と世界
著者から
序文
 第1部
  1.存在の哲学的概念
  2.存在、実在、生成
  3.存在と認識
 第2部
  序文
  1.〝わたくし”と他者
  2.人間生活の存在論
  3.生活主体としての人間
  4.人間の人間に対する関係(道徳と倫理学)
  5.人間実在の問題と人間の人間に対する愛
  6.倫理学と政治
  7.人間生活における美的テーマ(モチーフ)
  8.人間の存在に対する認識論的関係
 結論

カール・マルクスの諸労作における心理学の諸問題

訳者あとがき


小野 隆信(おの たかのぶ)=1950年岡山生まれ。元大学教員。人格心理学、教育哲学専攻。関西唯物論研究会会員、教育科学研究会会員。著書に『教育における疎外と人格発達』、訳書にダイアナ・ドゥワイアー『対人関係の心理学』(共訳)がある。

判型・頁数 A5判上製・256頁
定価 2800円(税込)
ISBN 978-4-7807-2225-3
出版年月日 2022年12月6日

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