異風の人
時代・歴史小説に描かれた盲人像
高林 正夫
左膳が奔る 市が斬る
小説世界の盲人たちはただ強いだけじゃない。
優しくてあたたかい。そして、したたか、欲も張る。
そのえがかれ方に時代を探る異色の文芸評論集
1 「ヒーロー群像」としての盲目剣士たち
2 「仇討・復讐物」のなかの盲目武士像
3 検校の描き方もいろいろ
4 異彩を放った隻眼・薄明の戦国武将たち
5 学問・文化継承者としての盲人たちとその周辺の人々
6 市井に生きる盲人たち
髙林 正夫(たかばやし まさお)=1948年静岡県生まれ。大阪府立盲学校(現大阪府立大阪南視覚支援学校)卒業。大阪府立茨木養護学校(現大阪府立茨木支援学校)、大阪市立盲学校(現大阪府立大阪北視覚支援学校)勤務をへて2009年退職。著書『音でみる心も色も―紅葉から慎太郎まで、作家が描いた視覚障害者像』(2018年、本の泉社)。
判型・頁数 | 四六判・ 264頁 |
定価 | 本体2420円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1979-6 |
出版年月日 | 2020年10月1日 |
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