
地域史をひらく
満洲移民と飯田遊廓
齊藤俊江
著者は飯田市立図書館で司書を務めつつ、「飯田歴史大学」で学んだ。そして退職後、飯田市誌編さん室・飯田市歴史研究所に籍を置き、地域史研究者として大きな実績を挙げる。とくに注目されたのは満洲移民をめぐる一連の労作であり、また飯田遊廓研究など新たな分野の開拓も高い評価を得た。著者は「一般国民が暮らした歴史の真実を伝えたい」と願い、『負の歴史」もきちんと残す研究姿勢を貫く。本書に収録された論文・エッセイを読み進むなかで、読者は〈地域の歴史を見直し、真実を明らかにすることの大切さ〉を実感されるであろう。(帯文より)
第一部 満洲移民研究
第一章 下伊那地方の満洲移民について
第二章 下伊那地域における満洲移民の送出過程
第三章 飯田市の満洲移民
第四章 史料で読む
―川路村分村移民村民大会
第五章 伊賀良村の満洲移民
~渡満者の少ない村の送出過程~
第六章 皇紀二千六百年記念行事と飯田下伊那
第七章 胡桃澤盛と河野村の満洲移民
第二部 下伊那近現代史の諸相
飯田遊廓、そして社会運動
第一章 飯田遊廓と娼妓の生活
第二章 明治期の飯田遊廓
第三章 地域に残された思想関係史料
森本資料を読む
第四章 右翼ジャーナリスト・中原謹司の軌跡
第三部 地域史をひらく
第一章 図書館から地域史研究へ
第二章 歴史資料としての語り
―聞き取りことはじめ
補 章 満洲移民研究の継承に向けて
著者:齊藤俊江(サイトウ トシエ)
1937年長野県伊賀良村(現・飯田市)生まれ。
飯田市立図書館司書。定年後は飯田市誌編さん室を経て、飯田市歴史研究所に勤務し、地域資料の調査を担当。2002年「満蒙開拓を語りつぐ会」を設立して市民とともに体験者の聞き取りを進め、満洲移民研究を牽引。また飯田遊廓の研究を進める。長く飯田市歴史研究所の調査研究員として地域の歴史を掘り起こしている。
| 判型・頁数 | A5判(上製)・328頁 |
| 定価 | 5500円(税込) |
| ISBN | 978-4-7807-2277-2 |
| 出版年月日 | 2025年10月29日 |
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