日本の科学者
2019年2月号
日本科学者会議 編
学習指導要領改訂では小学校に外国語科目が導入されるなど「グローバル教育」が強化されている。日本では政策から推進される「グローバル」はもっぱら国際競争へのサバイバルを指す。一方で多国籍企業の相次ぐLGBT(セクシャルマイノリティ)容認など、学習権をはじめとする人権尊重理念が広がっていることは、日本では十分に知られていない。本特集を機に、基礎教育保障について科学者及び市民の目に触れ、課題解決に向けて知見を広く得ることができれば幸いである。
まえがき/井上大樹
言葉の玉手箱/井上大樹・横関理恵
「すべての人に義務教育を」求め続けた全国夜間中学校研究会の60年/関本保孝
官民協働で追求する義務教育完全保障─学会設立と「基礎教育」論/野山広
夜間中学の変遷と未来への「生命線」─夜間中学生アンケートをふまえて/浅野慎一
いつでも、誰でも、どこからでも夜間中学に通える制度づくり─義務教育保障における国・地方自治体の取り組み/横関理恵
夜間中学の整備・充実と教育政策─義務教育機会確保法の理念は実現できるか/前川喜平
夜間中学校における国語の授業づくり─「生活基本漢字」の選定とその指導を中心に/見城慶和
判型・頁数 | B5判・56ページ |
定価 | 本体571円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1344-2 |
出版年月日 | 2019年2月1日 |
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