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季論21

2020年 冬 47号

『季論21』編集委員会 編

特集1:この国の司法はおかしくないか
特集2:〝圧搾空気〟にあらがう 2

いま、世間では日産自動車の元会長ゴーン帰国の国外逃亡が大問題になっています。ゴーン被告は、国外逃亡の口実として、日本の裁判制度を上げています。本書の編集は、ゴーン被告の国外逃亡事件前に編集されているので、直接的言及はありませんが、日本の司法制度を深く理解するうえで大変タイムリーの特集としてお読みいただけます。

残された時間はそれほど多くない COP25から見えてきたこと/岩佐 茂(社会哲学)
平成の天皇とは何であったのか(1) 冷戦後30年の日本政治と天皇/渡辺 治(政治学)

【特集1】この国の司法はおかしくないか
司法が変われば日本が変わる/瀬木比呂志(民事訴訟法)
冤罪を生まない司法へ/笹倉香奈(刑事訴訟法)
性暴力事件無罪判決から考えたこと/角田由紀子(弁護士)
大崎事件最高裁決定の存在意義/鴨志田祐美(弁護士)
辺野古新基地建設問題と司法/紙野健二(行政法)

【特集2】〝圧搾空気〟にあらがう 2
「表現の不自由展・その後」のその後/永田浩三(同展実行委員)
慶賀の空気を煽ったNHKの天皇即位報道/醍醐 聰(「NHKを監視・激励する視聴者コミュニティ」共同代表)

京都アニメーション事件とGSOMIAをめぐって/田島泰彦(憲法・メディア法)
「伝える」ことを「伝わる」かたちに 永六輔さんの語りをめぐって/井上一夫(編集者)
2019年10月台風19号水害に学ぶ/大熊 孝(河川工学)
マルクスとソーシャルワーク 「資本主義リアリズム」を乗り越え、未来社会を創造するソーシャルワークのために/藤田孝典(社会福祉学) 21世紀資本主義の研究のために 科学的社会主義の理論的課題/友寄英隆(経済学)
堀尾輝久著『人権としての教育』に寄せて/川村 肇(教育学)
エッセイ 「忘れてはいけませんよ」 ティーオドーア・ホイスの警告/秋間 実(哲学) 【書評】
鶴岡征雄著『単線駅舎のある町で』/ドリアン・助川(作家)
本田浩邦著『長期停滞の資本主義 新しい福祉社会とベーシックインカム』/山下裕歩(マクロ経済)
《私の読んだ本》
知本康悟著『村に立つ教育 佐渡の僻村が挑んだ「村を育てる学びの共同体」の創造』/富山仁貴(大学院生)
【観測点】
ボリビアの政変/岡田則男(ジャーナリスト)
沖縄の二つの宝/宮城義弘(ジャーナリスト)
57%が「民主派」に投票した香港区議選/大西 広(慶應義塾大学教授)
【グラビア】
雨にも負けず!第3回辺野古障害者のつどい/森住 卓(フォトジャーナリスト)
本誌停刊にあたって
読者の広場
編集後記

判型・頁数 A5判・232頁
定価 本体909円+税
ISBN 978-4-7807-1861-4
出版年月日 2020年1月20日

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