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「資本論」第Ⅱ・Ⅲ部講読のナビゲーション

中川 弘 編著

カール・マルクス『資本論』は「第Ⅰ部 資本の生産過程」「第Ⅱ部 資本の流通過程」「第Ⅲ部 資本主義的生産の総過程」の3部からなる。本書は『「資本論」第Ⅰ部講読のナビゲーション』(2020年、学習の友社)の続編であり、これをもってひとまず『資本論』の全容解明のゴールに到達した。「『資本論』からの引用文は、各篇・各章の理論的骨格をなす文章、述べられているセオリーの要点を摑むのに不可欠と思われる文章、ここだけは見逃さずに押さえて欲しいと思われる文章である」「平易でコンパクトな解説書や解説論文からは汲み出しえない、『資本論』の地の文章のみから得られる「資本論の世界」に分け入って欲しい」(「あとがき」より)。

刊行にあたって

第Ⅱ部 本編を読む前に
第Ⅱ部 資本の流通過程
第一篇 資本の諸形態とそれらの循環
第二篇 資本の回転
第三篇 社会的総資本の再生産と流通

第Ⅲ部 本編を読む前に
第Ⅲ部 資本主義生産の総過程
第一篇 剰余価値の利潤への転化、および剰余価値率の利潤率への転化
第二篇 利潤の平均利潤への転化
第三篇 利潤率の傾向的下落の法則
第四篇 商品資本および貨幣資本の商品取引資本および貨幣取引資本への(商人資本への)転化
第五篇 利子と企業者利得への利潤の分裂。利子生み資本
第六篇 超過利潤の地代への転化
第七篇 諸収入とその源泉

あとがき

中川 弘(なかがわ ひろし)=1941年山形県酒田市生まれ。福島大学経済学部卒業。東京大学大学院経済研究科博士課程単位取得。福島大学経済学部教授(「政治経済学」担当)。現在、福島大学名誉教授。神奈川県労働者学習協会講師。

判型・頁数 B5判並製・392頁
定価 3000円(税込)
ISBN 978-4-7807-1831-7
出版年月日 2021年11月6日

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