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独創的・科学的な社会福祉学の構築

竹原 健二

「本書の核心は、従来の社会福祉研究(社会福祉論)において達成されなかった土台の資本主義社会の生産様式(生産様式は、生産力と生産関係の統一である)における社会福祉(福祉は、日常の生活過程において福祉利用者の多様な個人及び共同の洗剤能力[抽象的人間生活力・生活力=人間が生活の際に支出する頭脳、神経、筋力等を意味する]に適合した福祉手段[社会福祉の法制度・福祉政策等]が保証されて、健康で文化的な福祉利用者の多様な個人及び共同の潜在能力の維持・再生産・発達・発揮[機能]の状態を意味する)の運動法則を明らかにする事である」(「まえがき」より)。「日本で初めての学問としての社会福祉学の構築」をめざした労作。

まえがき

第Ⅰ部 序章・科学的福祉世界観・社会福祉学の視点・生活問題・社会科学的方法論・社会福祉の定義
序章  従来の社会福祉論の到達点と社会福祉学の課題
第1章 社会福祉学の科学的福祉世界観
第2章 社会福祉学の理論的認識と実践的認識の統一
第3章 社会科学的視点の生活問題
第4章 社会福祉の社会的・公的責任と財源のあり方
第5章 社会福祉学の社会科学的方法論
第6章 社会福祉とは何か

第Ⅱ部 社会福祉の各論的基本問題(基本的矛盾)の検討
第7章 社会福祉の諸矛盾と課題

第Ⅲ部 福祉利用者の使用価値を高めていく社会福祉の検討
第8章 福祉理由者の開発(発達)と社会福祉
第9章 社会福祉労働論
第10章 福祉利用者の福祉の成就を支援していく福祉専門職論
第11章 社会福祉と自立(自律)
第12章 福祉利用者の主体性
第13章 福祉の文化

竹原 健二(たけはら けんじ)=1950年鹿児島県生まれ。福祉学者。著書『障害者福祉の基礎知識』『社会福祉の基本問題』『現代福祉学の展開』『社会福祉学の科学方法論』『社会福祉とは何か?』『社会及び公的責任・具体的権利・社会福祉の必要充足の原理・科学的な社会福祉学の構築』など多数。

判型・頁数 A5判上製・392頁
定価 3000円(税込)
ISBN 978-4-7807-1818-8
出版年月日 2021年7月21日

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