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ベトナム革命のかくれた英雄 チャン・ヴァン・ザウの生涯

菊池 誠一 編・訳

チャン・ヴァン・ザウ(1911~2010)。前半生を革命、後半生を歴史学研究にささげた稀有な人物である。1943年にベトナム南部の共産党書記長になり、1945年9月にホー・チー・ミンがハノイで独立宣言をしたときには、南部臨時行政委員会主席として、サイゴン(現ホーチミン市)の独立式典で演説した。彼はその後、政治の第一線から離れ、ハノイ総合大学の初代教授に就任。ベトナム近現代史の開拓者となって、歴史研究の礎を築く。本書でエピソードを交えつつ語られる思想形成の歩みはまことに興味深い。聞書きを中核としつつ、関係者の回想を加えて、「隠れた英雄」の実像に迫る。

ベトナム革命の隠れた英雄――チャン・ヴァン・ザウ教授からの聞書き(グエン・ファン・クアン)
一九四五年八月革命のチャン・ヴァン・ザウ氏 (グエン・タイン・ティエン)
チャン・ヴァン・ザウ先生の教えをうけた日々 (ファン・フイ・レー)
解説(菊池誠一)

菊池 誠一(きくち せいいち)=1954年群馬県高崎市生まれ。学習院大学、同大学院修士課程、筑波大学大学院博士課程修了。ハノイ総合大学留学留学(1992~1995)。専門はベトナム考古学)、博士(学術)。昭和女子大学教授、東南アジア考古学会会長などを歴任。一般社団法人日本考古学協会理事。著書に『ベトナム日本町の考古学』(2003年、高志書院)など。

判型・頁数 B6判変型・168頁
定価 本体1000円+税
ISBN 978-4-7807-1985-7
出版年月日 2021年1月18日

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