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吉備国の桃太郎

古代吉備王国歴史秘話

𡈽野美惠子 作・𡈽野歩夢 監修

「時は、遥か昔、古代へと遡ります。そこには「吉備」という国が栄えていました。現在の岡山県を中心とする古代王国です」(冒頭)。ところがあるとき、温羅(うら)という大男があらわれて悪事をはたらき、みんな「鬼」と怖れた。征伐に乗り出したのは朝廷から派遣された五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)で、のちに大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)と呼ばれる皇子。その戦いのなかで、いまに残る旧跡が生まれる(「鬼ノ城(きのじょう)」「矢喰宮(やぐいのみや)」「鯉喰神社(こいぐいじんじゃ)」などなど)。地元で脈々と語り継がれ、桃太郎伝説の原型ともされる物語を、ときに写真を交えて描き出す歴史絵本。「伝承話には、その土地の歴史が垣間見える。大切に語り継がねばのう」(結び)。

𡈽野 美惠子(つちの みえこ)=1950年岡山県生まれ。岡山大学卒業後、大阪府内の小・中学校の教師として、37年間在職。著書『愛犬リンと暮らして(最終章)』(2013年、本の泉社)、『愛犬リンと暮らして(前編・続編改訂版)』(2014年、本の泉社)、『あまのじゃくの涙』(2016年、東京図書出版)、『あかはまが池の摩耶(改訂版)』(2017年、銀の鈴社)、「吉備国の桃太郎秘話 鬼ノ城温羅物語」(2019年、幻冬舎ルネッサンス新社)。

判型・頁数 A4・40頁
定価 本体1000円+税
ISBN 9784-7807-1986-4
出版年月日 2021年1月

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