日常世界に足場をおく歴史学
新自由主義時代のなかで
大門 正克
この本は、2010年代における歴史と歴史学に関する批評を集めた本である。 今まで、必ずしも焦点が合わされなかった歴史家に照準を合わせ、歴史家の取り組みからあらためて歴史と歴史学について考える、それが本書で取り組もうとしたことである。(「まえがき」より抜粋)
序 日常世界で歴史と向き合う
Ⅰ 歴史の全体を見渡す─新自由主義時代の歴史学
1 歴史学の現在─二〇〇〇~二〇一五年
2 新自由主義時代の歴史学とは
Ⅱ 歴史と現在を往還するなかで─歴史家の現場
3 歴史学のアクチュアリティへの問い
4 「史料読解」とは何か
5 歴史家の日々─編集室から
Ⅲ 歴史を受け継ぐ/受け渡す─同時代史的検証の試み
6 戦前・戦時・戦後の証言を読む─歴史学研究会の証言
7 昭和史論争と遠山茂樹─論争の課題をどのように受け継ごうとしたのか
判型・頁数 | 四六判・232頁 |
定価 | 本体2000円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1921-5 |
出版年月日 | 2019年5月24日 |
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