村山俊太郎 教育思想の形成と実践
村山 士郎
人間の自由と権利を権力によって抑圧した治安維持法。その時代、子どもの真実をもとめて教育の仕事に向かった一人の教師・村山俊太郎は2度の弾圧を受けることになる。『明けない夜はない』(村山ひで)のもう一つの歴史が解き明かされる。
1章 「童心」への開眼から生活者としての子どもへ
2章 非合法教育労働運動への参加と弾圧
3章 北方性教育の理論構築とリアリズム論
4章 軍事色強まる学校で子どもたちと学び・綴る
5章 俊太郎、2度目の検挙と獄中の苦悩
6章 戦後、激動の時代を生きぬいた俊太郎
村山 士郎(むらやま しろう)=1944年山形県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、教育学博士。大東文化大学名誉教授。主な著書に、『ロシア革命と教育改革』(労働旬報社、1980年)、『生活綴方実践論』(青木書店、1985年)、『子どもの心の叫びを聞け』(学陽書房、1994年)、『ソビエト型教育の形成と学校コミューン』(大月書店、1999年)、『子どもたちを再び戦場に送るな』(新日本出版、2014年)、『村山士郎教育論集(全6巻)』(本の泉社、2015年)など。
判型・頁数 | A5判・424頁 |
定価 | 本体3500円+税 |
ISBN | 978-4-7807-1637-5 |
出版年月日 | 2017年11月 |
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