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福島原発事故と小児甲状腺がん

福島の小児甲状腺がんの原因は原発事故だ!

宗川 吉汪・大倉 弘之・尾崎 望

本書の主張は単純明快です。福島の小児甲状腺がんの多発の原因は原発事故でした。福島県が2015年8月31日に発表した第20回県民健康調査のデータを統計学的に解析した結果、上の結論を得ました。本書には1ベクレルの放射線も登場しません。にもかかわらず、福島 の小児甲状腺がんの多発が放射性ヨウ素131による内部被ばくが原因であると科学的根拠をもって結論することができました。

第1章 県民健康調査から分かる原発事故による小児甲状腺がんの多発
福島県県民健康調査/小児甲状腺がんに関する県民健康調査の実施/小児甲状腺がん患者数の推定/小児甲状腺がん多発の原因と今後の課題
第2章 県民健康調査の統計的分析
統計的分析の考え方と基礎/県民健康調査のデータの分析/今後の課題
第3章 福島で起こっていること―臨床医の立場から
避難者健診の取り組み/健診結果の概要/県民健康調査の結果からわかること/小児甲状腺がん

宗川 吉汪(そうかわ よしひろ)=1939年生まれ。東京大学理学部生物化学科卒、理学博士。京都工芸繊維大学名誉教授。生命生物人間研究事務所主宰。日本科学者会議京都支部代表幹事。専門:生命科学。

大倉 弘之(おおくら ひろゆき)=1951年生まれ。京都大学理学部卒、理学博士。京都工芸繊維大学教授。専門:数学(確率論)。日本数学会統計数学分科会所属。

尾崎 望(おざき のぞむ)=1954年生まれ。京都大学医学部卒業。京都民医連かどの三条こども診療所所長。京都民医連会長。専門:小児科地域医療。

判型・頁数 A5判ブックレット・72頁
定価 本体600円+税
ISBN 978-4-7807-1252-0
出版年月日 2015年12月

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